スタッフ紹介

かかわりの現場から

専門知識とゆたかな経験を生かして、子どもたちとじっくり向き合います。

「子どもの喜びを一緒に見つける」主任児童指導員和泉 祐介2003年4月入職

「先生、聞いて聞いて! 実は今日さあ・・・。」そんな一言に、ドキドキしながらも児童の自信、喜びを感じ、共有する。その瞬間をこの仕事をしていると何度も経験します。「・・・」は例えば、鉄棒の逆上がりがやっとできるようになったことかもしれません。テストで100点取ったことかもしれません。クラブ活動で優勝したことかもしれません。こんなに児童の成長を本当に身近で感じ、一緒に喜ぶことができるのは、この児童福祉という仕事を続けられているからだと心から思っています。もちろん「・・・」には、「どうしよう、助けてよ、一緒に考えてよ。」ということも沢山あります。
この仕事は毎日が喜怒哀楽と言えます。楽な仕事ではありません。児童の中には、言葉にしたくても言葉にならないサインを示すことも有ります。それを敏感にキャッチして、一緒に解決し、生きる喜びを見つける、それが舞鶴双葉寮での私の仕事です。

「子どもの喜びを一緒に見つける」保育士

「児童養護施設で働くということ」児童指導員武田 三佐子2009年4月入職


舞鶴双葉寮とは本当に色々な事情で家庭からやって来た子ども達が生活をしている児童養護施設です。
 新しい生活が始まり、不安でいっぱいになっている子ども達が心から落ち着くことができる生活の場所になるために働くことが私たちの仕事です。最初は慣れない環境や新しい学校に戸惑うこともあります。子ども達が悩んでいる時はまず子どもの話に耳を傾けることは勿論、時には何も言わずに傍にそっと寄り添って時間を過ごすだけ、ということもあります。一緒に涙を流すこともあります。子どもの悩みには私たちも一緒に悩み苦しみ、解決方法を見つけます。子どもが楽しんでいる時は私たちも一緒にその楽しみを共有します。そうしてお互いの関係が築かれていきます。子どもと共に生きることが出来ること、それがこの仕事のやりがいを感じる瞬間だと思います。
私たち職員は一生主役にはなりません。「双葉寮に来てよかった。」そう思い、前に前に生きていく子ども達が主役です。主役が輝ける人生を歩むことができるその道筋を、長い人生の中でほんの少しですが一緒に歩き、示すことができることほどうれしいことはありません。

生活を通して、
子どもの心を育てる仕事です。